- 背中を丸めたほうが正直なところラク。
- 立っているといつの間にか、片足重心になっている。
- とにかく姿勢の悪さが気になる…。
このように感じている人は多いのではないでしょうか。
これには理由があります。
あなたの脳が、その姿勢がラクなのだと思い込んでいるからなんです。
「背すじが伸びた姿勢がラク」という情報を繰り返しインプットすることで、正しい姿勢を脳が覚えます。
とはいえ、良い姿勢を覚えるまでつづかずにやめてしまう人の方が多いのかもしれません。
良い姿勢をつくるポイントは次の2つです。
- 繰り返し正しい姿勢を脳に教える
- シンプルなエクササイズを習慣化する
この2点が実践できたら、良い姿勢が身につく可能性が圧倒的に高まります。
目次
良い姿勢が疲れるわけ
良い姿勢で問題なく立ったり座ったりしている人がいる一方、意識した時はまっすぐになるけど、またすぐに丸まってしまう人がいるのは何故でしょうか。
これは、
- まっすぐな姿勢に慣れていない
- 脳がいつもと違う姿勢を嫌がってる
この2つです。
1まっすぐな姿勢に慣れていない
人は、慣れていない事は苦手です。
たとえば、いつも車移動してる人は、歩いて駅まで行き電車に乗るのは慣れていないので、面倒だし不快です。
そして、毎日通勤で歩いている人に比べ、疲れやすいはずです。
また、いつもデスクワークの人が体を動かすとすぐに疲れるでしょうし、普段体を動かしている人が1日中座ってパソコン作業をすればすぐに疲れてしまうと思います。
要するに、普段やらないことに使われる筋肉の働きが充分でないために、すぐに疲れてしまうのです。
脳がいつもと違う姿勢を嫌がってる
人は変化を嫌うので、いつもと違うことをしようとすると、それを不快に感じます。
脳は不快なことを避けるために、そのことをやめさせるようとするのです。
たとえば、毎日ジョギングをする習慣がある人は、辛いとは思わず継続することができます。
ところが、ジョギングなどやったことがない人が急に始めると、すぐに嫌になってしまうのです。
人はいつも通りが心地良いので、姿勢に関してもいつも通りがしっくりくるのです。
悪い癖を改善するにはコツがある
エクササイズを習慣かして続けるコツを2つ挙げます。
- 脳に多くの課題を与えない
- 継続的にエクササイズを繰り返す
背中が丸まった姿勢がその人にとっての正常と脳が思い込んでいます。
そしてそのまま癖づけされています。
長年の癖を修正するのは難しいものですが、意識して新しい情報を繰り返し与えれば変化は可能です。
とはいえ、やることが多く、複雑になるほど面倒で長つづきしません。
そこで、やることをできるだけシンプルにし継続することが、成功のポイントです。
ここで紹介するエクササイズは、たったの2つ。
しかも、驚くほどシンプルなので続けやすいはずです。
それでは、ここからエクササイズのやり方に入っていきます。
それでもやる気が出ない、と思ってる人はこちらの記事を参考にしてください↓
前後バランスよく立つエクササイズ
ただ単純に胸を張っても、姿勢は改善されません。
必要なのは、しっかりと軸が通って、体幹が安定した重心の位置を覚えることです。
無理矢理作った姿勢は疲れる
- 頭の上から釣られたように立つ
- 腰の弯曲を作り胸を張る
といったように、「良い姿勢はこう」みたいな情報があふれています。
しかし、意識して作った姿勢は、すぐに疲れてしまい長持ちしません。
たとえば、「気をつけ」して背中をまっすぐに伸ばした姿勢を見てみましょう。
ぱっと見きれいな姿勢に見えますが、このまま立ち続けたらきっと疲れてしまいます。
次に、私がいつも意識している立ち方をやってみます。
力が抜け安定した立ちかた
1肩幅でまっすぐ立ち重心を確認
2かかとをゆっくり持ち上げゆっくり下ろす。
たったのこれだけです。
先ほどの「気をつけ」の姿勢と比べてみてください。
足裏全体にしっかりと重心が乗り、どっしりと安定しているのが分かるでしょうか。
これなら前後左右、どの方向から押されてもグラつくこともないでしょう。
そして、全身に力が入りすぎずリラックスしてます。
左右のバランスが良くなるエクササイズ
多くの人が、片足に体重を乗せて立つクセがあるものです。
重心を真ん中にして立つための、エクササイズをやってみましょう。
1軽く左右に腰を振る
2振り幅を小さくしてまっすぐ立つ
これで、骨盤の高さが水平で左右均等な荷重配分になります。
左右どちらかに重心が偏っているときには、左右均等に腰を振ることができません。
このエクササイズを行うことで、自然とまっすぐに立つことができるようになります。
まとめ
今回、2つのエクササイズをご紹介しました。
どちらも非常にシンプルながら効果的です。
大切なのは、
- 継続して良い姿勢を脳に覚えさせること。
- すぐにできる簡単な方法を選ぶこと。
思い出すたび1日何回も行いましょう
そして、習慣化することです。
複雑なやり方では面倒になり、継続することができません。
この2つのエクササイズを習慣にし、つづけることにより、まっすぐで、しかも疲れない立ちかたをマスターできるはずです。
ぜひ試してみてください。
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