世界のエリート、有名企業でも導入されている、マインドフルネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
マインドフルネスとは、今ここに意識を集中するいわゆる瞑想のようなものです。
瞑想と聞くとなんだか少しあやしいような、取っつきにくいような感じがしてしまうのですが、その効果は高く、科学的にも認められています。
この記事では、
- 脳の疲れについて
- マインドフルネスの効果とは
- ストレスと脳の関わり
- マインドフルネスの実践
これらがわかるように解説していきます。
現代の哲人Dr.ディマティーニによる『マンインドフルネスの本質』
目次
- 世界の企業も認めるマインドフルネスの効果
- 身体の疲れは脳の疲れ
- 疲れない脳の構造は作ることができる
- 集中力を高めストレスを減らす
- 脳疲労は過去と未来から来る
- 習慣化し継続することが大切
- 子供のような集中力
- ストレス反応への効果
- マインドフルネスの実践
- 瞑想タイマーやクッションを用意する
- まとめ
世界の企業も認めるマインドフルネスの効果
世界を代表する企業でも、次々とマインドフルネスが導入されています。
- Apple
- Intel
マインドフルネスを導入した会社では、社員のストレスが3分の1になり、仕事効率が向上したという報告があります。
また、導入後には従業員の医療費が大幅に減り、一人当たりの生産性が高まったといいます。
身体の疲れは脳の疲れ
体が疲れるのは激しいスポーツをしたり、忙しく仕事で動き回ったりしたときです。
しかし、脳はもっといろんな理由で疲れます。
意識してみると、何もせずただぼーっとしている時でも、私たちの頭の中にはいろいろな考えが浮かんでは消え、それが繰り返されています。
つまり、こうした無駄なエネルギー消費によって皆さんの脳は疲れているということがいえます。
そして、蓄積された脳の疲れは、どんなにゆっくり休息をとってもなかなか解消されないものです。
結局は、心、つまり脳の疲れが取れなければ、本当の休息とはいえないのです。
疲れない脳の構造は作ることができる
マインドフルネスについて、科学的な研究によって次のようなことがわかっています。
- 大脳皮質の厚さが増した
- 老化による脳の萎縮にも効果がある
- 記憶に関連する脳の部位が強化された
これまでの研究成果によって、マインドフルネスを継続的に行うことにより、脳の構造的変化に影響及ぼすことがわかってきているのです。
集中力を高めストレスを減らす
マインドフルネスによって、脳の機能だけではなく、作りを変えてしまう。
つまり、一時的に脳の疲れを取るのではなく根本的に疲れづらい脳を作ることになるのです。
- 集中力の向上
- 感情調整力の向上
- 自己認識への変化
- 免疫機能の改善
こうした効果が期待できるとも言われています。
ある研究では、ストレスホルモンの1つコルチゾールが出にくい状態が観察されました。
マインドフルネスをつづけることによって、ストレスに強い脳を作れる可能性が高いということです。
脳疲労は過去と未来から来る
脳の疲れやストレスは、過去への後悔や未来への不安から生まれるものです。
もうすでに済んでしまったことを思い出し、これから起こることを考えて不安に思ったりと、心が「今ここ」にない状態です。
この状態が慢性化することで無駄なエネルギーを消費し、脳が疲れていくのです。
習慣化し継続することが大切
一番大切なのは継続すること。
脳は習慣を好むため、より長くやることで効果が出てくるのです。
1日5分、10分でもいいですし、その時間も取れないようなら最初は1分でもいいのです。
とにかく大事なのは、脳に継続的に働きかけ変化させていくことなんです。
子供のような集中力
小さな子供は、何かに集中している最中に別のことをくよくよと考えたりはしません。
過去への後悔や、未来への不安にに心を奪われず、今に意識を向けることが大切です。
こうした集中力や注意力を高めるために、マインドフルネスが非常に効果的なんです。
アスリートが世界的な記録を出すときには、極度に集中力が高まった状態になるといいます。
このような状態はゾーンと呼ばれ、最高の集中力と最高のパフォーマンスが発揮できる状態です。
集中力を高めるトレーニングにも、マインドフルネスは適しています。
ストレス反応への効果
マインドフルネスは、ストレス軽減についても様々な研究で効果が実証されています。
- 心拍数の低下
- 血圧の低下
- 呼吸の安定
- ストレスホルモン減少
- 発汗の抑制
- 免疫システムの強化
このような、ストレス反応を軽減する効果が報告されています。
マインドフルネスの実践
マインドフルネスで、いきなり気持ちを切り替え、すぐに変われるというものでもありません。
練習次第で徐々に高めていくことができるものです。
食事中のマインドフルネス
食事中でも、頭の中に注意が向きすぎると過去や未来が気になり、悩みがちになってしまいます。
これではせっかくの食事を味わい、楽しむこともできません。
一口一口を味わいながら、五感にしっかりと注意を受けて食べてみましょう。
目で見て味わい、
鼻で嗅いで味わい、
舌で味わい、
口の中の感触で味わい、
そして、ノドを通って胃にとどくまでの感覚を味わいます。
視覚、味覚、触覚、嗅覚、聴覚のどれでも、五感に集中しているときは、頭の中の考えごとが頭の中から消えていたのではないでしょうか。
反対に、考えごとや悩み事に注意が向いているときには、五感に集中できなくなっているはずです。
呼吸の瞑想
- イスや床に座って目を閉じ、体がムリなく、自然にまっすぐな状態を保ちます
- 思考から意識をそらし、自分の呼吸を観察します
- 呼吸をするスピードやリズムが変わっても、単に呼吸を観察します
- 注意が呼吸からそれ、考えが浮かんだり、周囲の音が気になったりしていることに気づいたら、また呼吸に意識を戻します
呼吸をしたときのお腹の膨らみに注意を向けながら、雑念を減らしていきましょう。
瞑想タイマーやクッションを用意する
瞑想時間がわかるように、タイマーを用意するのが良いでしょう。
スマートフォンのアプリから瞑想タイマーを探し利用すると、チャイムや鐘の音など、優しい響きで知らせてくれます。
また、姿勢を保つのに疲れてしまうようなら、座禅用の座布団やクッションを用意すると、楽に座りながら瞑想に集中できます。
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まとめ
- マインドフルネスの効果は世界の企業も認めている
- 取れない疲れは脳の疲れ
- 疲れない脳の構造は作ることができる
- 脳疲労は過去と未来からくる
- 習慣化し継続することが大切
- ストレス反応を減らす効果がある
- 食事と呼吸の瞑想でマインドフルネスを実践
瞑想なんて何だかあやしいと思っていた人も、科学的に認められたマインドフルネスの効果について、少しはご理解いただけたのではないでしょうか。
始めるまでは、「時間の浪費」や「やるのが面倒」などといった気持ちから、取っつきにくいものに感じるかもしれません。
しかしながら、やってみると10分20分の瞑想時間はすぐに過ぎてしまい、すっかりはまってしまう人も少なくないようです。
つづけることが大切ですから、最初は短い時間からでも始めてみることをお勧めします。
あおば🦴ほねつぎ院長 (@aofujiseikotsu) on Twitter