子供が手を使わない…
嫌がって手を触らせない…
痛いと言って泣き叫んでいるけど転んだりぶつけたりもしてないし、
もしかしたら肘が外れてるかもしれないけど、どうしたらいいか分からない。
このようなお悩みにお答えします。
記事の内容
- 肘内障の特徴
- 肘が外れたら何科にいけばいいのか
- 肘内障は癖になるのか
これらについて解説します。
目的
子供の肘の痛みといえば肘内障です
転んだりぶつけたりしたわけでもないのに、痛がって手を使わない。
5歳以下の年齢であれば、「肘内障」が疑われます。
分かりやすくいえば、肘関節の亜脱臼のこと。
腕を引っ張っぱられたりして発生しやすいのですが、寝返りなどで発生することもあるので、原因や特徴をつかんでおくと安心です。
肘内障の発生原因
これまで私が扱った中で多かった原因は、次の3つです。
- 親や友達に手を引っ張られた
- 寝がえりで腕が体の下に入った
- チャイルドシートから抜け出そうとした
1の手を引っ張られたのなら親や保育園の先生が見ていることが多いので、予想がつきやすいです。
ところが、2と3のケースでは誰も見ていないところで発生するケースが多いことからも、肘内障の特徴を知っておくといいでしょう。
肘内障の見た目はどうか?
- 痛い方の手をぶら下げる
- 肘は軽く曲がっている
- 手のひらは自分の方を向いている
- 大丈夫な手で押さえている
このような見た目の特徴があります。
でも、見慣れていないと判断は難しいですから、他の特徴も書いておきますので、総合的な判断の目安としてください。
肘内障、その他の特徴
⑴痛いほうの手を使わない
⑵触られるのを極端に嫌がる
⑶泣いて痛みを訴える
このような特徴があります。
⑴痛いほうの手を使わない
肘内障になった子供は、痛いほうの手を決して使うことはありません。
お気に入りのオモチャや、大好きなお菓子などを目の前に出しても、必ず痛めてない方の手を伸ばします。
まだ言葉で伝えられない年齢の子でも外れることがあり、お母さんが手を使わないことを不審に思い気がついて、受診することが多いです。
⑵触られるのを極端に嫌がる
子供は痛みに対する恐怖から、痛めた方の手に触られることを極端に嫌がります。
病院や整骨院に連れて行くまで特に何もすることはありませんから、触らずそっとしておいて大丈夫です。
⑶泣いて痛みを訴える
痛みだけではなく、恐怖の感情から泣き叫ぶこともあります。
泣きながら連れて来られる子がほとんどです。
何科にいけばいいの?
急なことで、どこに行って診てもらえばいいのか迷うかもしれません。
選択肢としては、
- 整形外科
- 整骨院、接骨院
このどちらかを選ぶといいです。
明らかに肘内障だと分かれば、レントゲン等の検査は必要ないので整骨院をお勧めします。
整骨院のメリット
- 待ち時間が少ない
- レントゲンによる被曝がない
痛がっている子供を長時間待たせるのはかわいそうですし、転んだりぶつけたりしていないのなら骨折の可能性は低いので、不必要なレントゲンを撮ることもありません。
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自然に治ることもあります
何かの拍子で、外れた関節が自然と元に戻ることもあります。
ただ、完全に戻っていないこともあり、確認のため整復動作をしたら手ごたえがあった、ということもよくあります。
いずれにせよ、いちど専門家に診てもらう方が安心です。
肘内障の後遺症は?
肘内障が癖になることはありません。
同じ子が2回3回と肘を外し来院されることがありますが、まだ骨の成長が未熟で外れやすいだけです。
そんな子でも、小学校に上がる年頃になればもう外れなくなります。
ですから、何度も繰り返す子供でも、癖になっているわけではないので安心してください。
転んで痛めたときは注意
子供の事ですから、本人に話を聞いただけでは分からないことも多いです。
どこが痛いのか聞いても、全く別のところを指差したり、そんなに痛そうにしてなくても骨折していた、なんてこともあるんです。
子供は肘の少し上を骨折することがあり、その場合は画像検査と適切な処置が必要になります。
転んだとか、高いところから落ちたといった場合には骨折を疑い、整形外科でレントゲンを撮ることが必要です。
まとめ
子供が肘を痛がっていても、肘内障であれば全く心配いりません。
- 外観
- 行動
- 発生のきっかけ
などから、肘内障なのかを判断し近くの整骨院か整形外科で観てもらいましょう。
整復はすぐに終わり、いつものように遊べるようになりますよ。
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あおば秀樹🦴ほねつぎ院長 (@aofujiseikotsu) on Twitter
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