職場や学校またはご近所さんに、嫌いな人や苦手な人はいませんか?
「あの人とは話が合わない」「あの人の性格が嫌い」など、身の回りに嫌な人ばかりが現れるという人がいます。
その一方で、自分の周りにはいい人ばかりが現れるという人もいるのです。
これは、置かれた環境や状況といったものの違いより、その人の物事のとらえ方や感じ方の違いが大きいといえます。
この記事では、
- どうして人を嫌いになるのか
- どのように嫌いな相手に接したらいいか
- 対人関係を好転させるコツ
について書いていきます。
目次
- 嫌いな人を変えようとしない
- 人は変えられない
- 頭から相手を否定しない
- 苦手な人を避けてしまう
- 「あの人嫌い」は思い込みかもしれない
- なぜ嫌いになるのか
- 一度の面接ではわからない
- 非言語で伝わる
- 相手の良いところを探してみる
- 親切は帰ってくる
- 笑顔で挨拶する
- 雑談する
- まとめ
嫌いな人を変えようとしない
嫌いな人が身近にいたら、多くの人は「その人がいなくなればいい」「こういうところ直してほしい」といったように、相手や環境を変えたいと思います。
しかしながら、相手を変えようとするのは不可能に近く、大抵はうまくいきません。
また、環境が変わるまでには労力や時間を要しますから、うまくいったとしても相当なエネルギーを消費し疲れてしまうでしょう。
ただ、悩みの原因を取り除く事は難しくても、自分の行動や物事の考え方やとらえ方を変えていく事は可能です。
それができた時、悩み事の原因は取り除けなくても、自分のネガティブな感情は減っているかもしれません。
人は変えられない
「職場の同僚がまじめに仕事をしないからイラつく」「旦那が家事を手伝わないからムカつく」など、そんな相手を何とかして変えたいと思う人は多いようです。
しかし、「こうしてほしい」と伝えたとしても、相手は気分を害して関係がこじれたり、強く言って相手に罪悪感を持たせても、うまくいかず落ち込んでしまうかもしれません。
大切なのは、相手を変えようとするのではなく自分が変わること。
相手が変わらなくても、自分が変化することでお互いの関係は良くなっていく可能性があります。
頭から相手を否定しない
なぜその人のことが嫌いなのでしょうか。
仕事が遅い
話がつまらない
いちいち反論してくる
一度や二度、相手の嫌なところが目に入り、それがきっかけで嫌いになってしまったのかもしれません。
ただ、このようなレッテルを貼り、その人がやること成すこと全てを頭から否定しても、嫌な感情はなくなりません。
まずは相手を肯定するところから始めましょう。
相手を肯定し受け入れる
「あいつは全然しゃべらないし一緒にいてもつまらない」
「仕事が遅くてイライラする」
「いつも不機嫌で顔も合わせたくない」
いろいろと気に入らない部分もあるのでしょうが、頭から否定していては関係は改善しません。
口下手な人は聞き上手かもしれないし、
遅いけど仕事は丁寧かもしれないし、
不機嫌そうに見えても話してみたらいい人かもしれません。
自分がその人に持っているネガティブな先入観を外してみましょう。
苦手な人を避けてしまう
「あの人は嫌い」と脳が判断すると、その人と会いたくない、できるだけ話をしたくないというような感情が起こります。
人は、たくさん接触しよく会話をする人のことが好きになる傾向があり、反対に接触回数が少ないほど相手とは分かりあえません。
本当は、嫌いな相手にも長所はたくさんあるのかもしれません。
でも、会話を交わさなければそれも分かりようがありません。
しかしながら、嫌だと思い込んでしまった相手との接触は極端に減る傾向にありますから、このままではいつまでたっても良い印象に変わる事はありません。
「あの人嫌い」は思い込みかもしれない
人や物事を「好きか嫌い」の二択で判断し、ずっと思い込んでいることがあります。
たとえば、子供が初めてピーマンを食べて苦いと感じれば、ピーマンを避けるべきものとして脳が認識します。
その後、どんなにおいしく味付けをしても、もうピーマンを食べようとはしないでしょう。
対象が人でも同じことです。
第一印象が「なんとなくイヤ」と思ってしまうと、その感覚は後から変わるものではありません。
初対面でその人の印象の90%が決定するといわれており、その結果を後から変える事は非常に難しいといえます。
なぜ嫌いになるのか
人間は、危険な食べ物、危険な場所、危険な動物を脳の扁桃体で認識し、それを避けることによって生存してきました。
ですから、いちど嫌だと思い込んだら、それを避け続けることが生存する確率を上げることになります。
つまり、不快の対象には近づきたくないし話しもしたくないと距離をおくので、相手に対して知っている情報が極端に少なくなります。
相手の長所を知ることがなければ、いつまでも好感度は低いままなのです。
扁桃体について知りたい方は、イライラしたり悲しくなったりする理由【脳の扁桃体とは】 - ほねつぎ院長ブログをお読みください。
一度の面接ではわからない
たとえば就職の面接で、ものすごく明るく、頭の回転が速く、好印象な人物を採用したとします。
でも、実際に一緒に働いてみなければ本当の人格は分かりません。
入社してみたら全く人の話を聞かず、集中力がなく、自分にはこの仕事は合わないとすぐに辞めてしまうかもしれません。
面接でぱっとしない人材であっても、そのとき緊張していただけかもしれません。
働き始めてみたら真面目で物覚えが良く、努力家で、人当たりのいい優れた人かもしれないのです。
人の表面的なところだけを見ても、ホントのところは分からないものです。
それでも多くの人が、最初の印象でその人のことが全て分かったと思ってしまいがちです。
非言語で伝わる
人には、言葉以外の部分、非言語の部分で相手のことをある程度読み取ることができます。
こちらが相手に対して苦手意識を持ちながら接していれば、それは相手にも伝わります。
すると、相手の態度もネガティブに変わる可能性があります。
こちらが会話を避けていたら、相手も避けるし、こちらが相手を嫌っていれば、相手にも嫌われることになります。
非言語を意識する
暗い表情、小さな声で話をしても、雰囲気は悪くなるばかりです。
笑顔を作るのがうまくいかなければ、せめて相手の顔を見て挨拶してみましょう。
目を見て話すことで、お互いの感情の動きや考えが言葉なしである程度伝わります。
また、話を聞いているときに相手の目を見ていると、あなたの話に興味がある、話をよく聞いているといったサインにもなるでしょう。
相手の良いところを探してみる
良いところと悪いところは表裏一体です。
悪いところも、見方を変えれば長所に変わることがあるのです。
それに、誰にでも良いところと悪いところが必ずありますから、それが悪い所にばかり向いてしまうとますます嫌いになってしまいます。
良いところに目を向けることが大切なのです。
たとえば、遅刻ばかりしていても仕事は時間内に終わらせて、それなりに成果を出してるかもしれません。
遅刻の部分だけに注目しイライラしても始まりません。
仕事の成果の部分に目を向けて、そこを褒めつつ時間厳守を伝えていけば、気分が変わり自分から改善する気になるかもしれません。
人を無理やり変えようとせず、良いところを伸ばしながら進めていく方法もあります。
親切は帰ってくる
こちらが冷たく接すれば、相手も冷たく返してくるし、こちらが優しくすれば向こうも優しくしてくるものです。
返報性の法則によって、好意も悪意も、相手に与えたものはそのまま自分に返ってくるものです。
こちらが冷たく接していれば相手も冷たくなるし、こちらが避ければ相手も避けます。
一方で、こちらが笑顔で挨拶すれば相手も笑顔で返してくるでしょう。
笑顔で挨拶する
とはいえ、いちど苦手だと思った相手に接触するには抵抗があると思います。
ただ、いきなり親密になる必要はなく、まずは笑顔で挨拶するところから始めましょう。
笑顔で挨拶をされて嫌な気分の人はいないものです。
笑顔の多い人の周りには自然とみんな集まってくるものです。
雑談する
次のステップとして、短い雑談を入れていきます。
天気の話でもいいですし、朝見たテレビの話題でもいいでしょう。
話が長くなりすぎると自分が辛くなってしまうかもしれないので、短くても大丈夫です。
短い雑談をマメにすることがポイントで、じっくり話さなくてもいいのです。
雑談は、内容よりも回数の方が重要だといわれています。
内容はなくてもいいので接触回数を増やしていきましょう。
まとめ
- 人は変えられないから嫌いな人を変えようとしない
- 頭から相手を否定せず相手を肯定し受け入れる
- 「あの人嫌い」は思い込みかもしれない
- 一度の面接で人格までは分からない
- 言葉だけでなく非言語を意識する
- 相手の良いところを探してみる
- 親切は帰ってくる
- 笑顔で挨拶する
- 雑談する
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